4月5日(日)、高取町丹生谷にある船倉弁天神社にて「おんだ祭」が行われました。
毎年、4月の第一日曜日にある五穀豊穣を祈る伝統行事です。
Googleマップでは、近鉄吉野線 葛駅から徒歩25分と表示されますが、後半は山道が続き、実際には50分ほどかかります。
やっと鳥居が見えたかと思えばそこからが大変。急勾配でした…
標高310mと、奈良県下でも珍しい高さだそうです。
新緑にむかうモミジがとても綺麗で、神聖な雰囲気が漂っているようにも感じました。
頂上に着いた頃には、息が切れ、へとへと。
良い運動になりました。
地域の方々が続々とお集まりになっていました。
まず最初に、神事が行われます。宮司さんよりお祓いと祝詞が読まれ、参拝者が玉串を奉ります。
その後、おんだ祭りです。田に見立てた場所で、牛面を被った牛男と田男が土を耕します。
そして、早乙女による田植え。苗には杉の葉が使用されています。私も参加させていただきました。
最後に、
皆で般若心経を唱え、護摩木を焚いて祈願
神酒もいただきました。
この行事が終わると、稲作が始まります。
田んぼを耕し、苗代を作り、田植えへと進んでいきます。
秋になると稲を刈り、神様へ豊作の感謝込め秋祭りとススキ提灯の献灯行事が行われるそうです。
帰り道、桜と山々の風景を見ながらのんびりと。
おんだ祭で使われた杉の葉をいただきました。自身の田んぼに植えて豊作に、または、玄関前に植えて魔除けになるそうです。
早く、平穏な日常に戻りますように。