ハイキング周辺観光

大和三山に登ってみた。

《 大和三山を登ってきました! 》

大和三山とは、橿原市にそびえる3つの山の総称で、

国の名勝・歴史的風土特別保存地区に指定されています。

標高は、畝傍山(うねびやま) 198.8 m、香久山(かぐやま) 152.4 m、耳成山(みみなしやま) 139.6 m

 

 

3つとも低いからと油断していました。油断は大敵です。

想像以上に急だったり険しかったり。

 

どの山にも神社があるので、神々しい雰囲気が漂っています。

 

 

 

畝傍山

大和三山のうち、最も高い山。うねびの語源は、「火がうねる」もしくは田の畝のようにくねくねした尾根をもつことから。山頂への登山口は、東麓の橿原神宮側と、西麓の畝火山口神社側。

  • 登山口付近に神社がある
  • くねくねした道、急な坂やごつごつ岩が多いが山頂は最も開けていて見晴らしがいい
  • 耳成山、香久山、金剛山・葛城山、さらには若草山など様々な山を望むことができるのが魅力
  • 山頂での休憩スペースが広く、ベンチの数も多い

 

 

 

 

耳成山

大和三山のうち、最も低い山。山の南部にある耳成山公園は、市民の憩いの場であり春には桜の名所。
ほぼ円錐形で余分なところがない山、「耳がない」ことからみみなしやまと呼ばれている。

  • 八合目には耳成山口神社があり、雨ごいの神とされていた
  • 急こう配な箇所もあるが、まっすぐな道が多い
  • 山頂はほとんど開けた景色はないが、木々の間から香久山を望むことができる

 

  

 

 

天香久山(または香久山、香具山)

古代から「天」という尊称が付くほど三山のうち最も神聖視された。藤原京の東にあることから太陽信仰の地でもあったともいわれる。南麓には天照大神が隠れたとされる天岩戸神社、東麓には万葉の森。万葉集では全13首で詠まれている。

  • 万葉集に詠まれた万葉植物を楽しめる
  • 登山道の距離は短いが、整備はされておらず自然のままといった雰囲気
  • 山頂に神社があり、畝傍山を望むことができる

 

    

 

~豆知識~

畝傍山と耳成山は瀬戸内火山帯に属する独立峰で、火山岩が一部のみ残存した侵食地形。

香久山は多武峰(現在の談山神社)から続く竜門山地(奈良盆地と吉野川および宇陀川の間に広がる山地)の端にあたります。

 

 

 

今回、コースは、畝傍山耳成山天香久山藤原宮跡で歩いてみました。

遠くから眺めるだけでは味わえない達成感と感動があります!

 

3つの山を登った後の藤原宮跡(日本で初めての本格的な都であった藤原京があった場所)では、
大和三山に囲まれているので、ここに行くと、すべての山が一度に見ることができます。

 

    

ちょうど夕暮れが綺麗でした。写真だと少し分かりにくいですが、順に畝傍山、香久山、耳成山です。

 

 

本当は、全部歩きで移動したかったのですが、畝傍山から耳成山間が徒歩1時間かかるので、
さすがに断念。最寄りの耳成駅まで電車を使いました。

【今回のルート・距離】

橿原神宮前駅 → 深田池(橿原神宮境内)→ 安寧天皇陵 → 畝火山口神社 → 畝傍山 → 畝傍御陵前駅 → 耳成駅 → 耳成山 → 耳成山公園で昼食 → 万葉の森(香久山の麓)→ 香久山 → 天岩戸神社 →  藤原宮跡 → 耳成駅

 

参考

橿原神宮前駅~畝傍山・・・徒歩30分

畝傍山~畝傍御陵前駅・・・徒歩30分

耳成駅~耳成山・・・徒歩15分

耳成山~香久山・・・徒歩50分

香久山~天岩戸神社・・・徒歩10分

天岩戸神社~藤原宮跡・・・徒歩25分

藤原宮跡~耳成駅・・・徒歩20分

 

ちなみに、橿原神宮前駅を9時半出発、耳成山公園での昼食が13時半、ラストの耳成駅が17時半頃でした。1日がかりのハイキングです!

 

いつも電車や車に乗って横目で見るだけだった山を実際に登ってみる・周辺を歩くことで、

より親近感が湧いた、そんな1日でした。

 

ただ、ひとつ言えるのは、一度に全部登ると、かなり疲れます。そして、筋肉痛。

 

 

     

  

 

 

 

 

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