今日、1月15日は、小正月と呼ばれ、
人々は満月となる旧暦の1月15日に当たる日を”1年の始まり”である正月として祝っていました。
これは昔の日本人が、満月をめでたいものだと考えていたことに由来するそうです。
年神や祖霊を迎える行事の多い大正月に対し、小正月は豊作祈願などの農業に関連した行事が中心。
主に、悪霊払い(とんど焼き)・餅花・小豆粥などが有名です。
昨日は、高取町でも、とんど焼きが行われていました。呼び方は、「どんど焼き」「左義長」「お焚き上げ」など地域によって様々。
お正月に飾っておいた門松やしめ飾り、書き初めや前年のお札などを集めて盛大に燃やします。
その時に出る煙に乗って大正月にやってきた年神様が天上へ帰っていく、その火にあたると若返ると考えられていたり、餅や団子をその火で焼いて食べることで五穀豊穣や無病息災を願うと言われています。
私の地区では、15時から始まり、その際には二礼二拍手をした後に着火されました。
去年から移住してきた私にとって、そういった慣習に今まで馴染みがありませんでした。今回はじめて最初から見学させていただきました!
その後、20時ごろまでは続いており、やがて大きな炎となり、竹の割れる音が聞こえていました。
また、13日・14日には、町の方に教わりながら、初めての餅花づくりをしました。
餅花とは、ヤナギなどの木に餅を飾りつけ、稲穂のように見立て豊作を祈るためのものです。
一般的には、食紅を混ぜて色をつけて、飾り終わってから揚げて、ひなあられにすることが多いようですが、
長持ちさせて飾りものとして、またカラフルに楽しむために、絵の具で色をつけています。
小正月の飾りとしては20日頃まで、ひなまつりの際にも飾れるものだそうです。
UMEにも玄関前に飾っています(^^)♪
こうして、日本の伝統的な風習を直に体験させてもらう機会はなかなか貴重で、嬉しいことです!